五條楽園って其の弐 |
- 365: 名前:湯女投稿日:2002/09/24(火) 20:34
- 「どん」さん。
雨が好きだっのは、後にも先にも五条にいる時だけでした。
長靴履いてカッパ着て・・・は情緒も無く、嫌いでした。
思いっきり「和」に染まれるあの場所ならではのお洒落はお客様の為では無く私の為のものですが、気持ちは雨だからと言って暗くはなりませんでした。
近くに駐車場のあるお茶屋さんの場合、お客様が傘を持っていられないと、お車までお送りしたりする事がありました。
こんな時は秘め事の後の余韻も手伝って、「又来て下さい」と無理なお願いをしていました。
雨の日にしかおいでならないお客様がおられて、駐車場からお茶屋まで、傘もささずに走ってこられるのです。
最後は「相合い傘」で、いつも締めくくっていました。
思い出しますね。
浮世絵って良いですね。あまり見る機会が無いのでじっくりと見てみたいと思います。浮世絵から受ける印象は、何故か卑猥めいたものなのですが、実際の浮世絵はそんなもでは無く文化なのでしようね。
きっと私が思っているのは浮世絵の裏なのでしょうが、隠された部分が露わになった絵を見た事があります。それは、今も昔も変わらない情景でしたが、五條楽園でのそれは、より浮世絵に近いと思います。
そして、小説にまで準えて頂きありがとうございます。
艶やかの裏の悲哀は、人それぞれに違うものですから・・・。
私には「艶」など無いので、悲哀も無いでしょう。
至って、平凡な人生ですから。
私にとっての「時」なんて難しい質問ですね。
それは、日記のようなものでしょうか。
昨日までのページは後悔ばかりが綴られて、今日から先は罫線のみです。
多分今夜も後悔を書き綴るのでしょう。
「ゆずり葉」さんへ
>目が合って、お互い「あぁいいかな」とふっとほほえんで、それで腕を
>絡めて階段を上る、そのときの出会いは、心に残るものがありますね。
やはり、第一印象が大切ですね。
コンプレックスと言う言葉をどう受け取られるか心配していましたが、私の思いが通じてよかったです。それはお互いの秘密でもあり苦痛でもあるのですが、それを露わにできる場所があるのは、嬉しい事ですね。
祇園の芸妓さんとは比べものにならない「きもの姿」ですが、それでよければ楽しんで見て下さい。(あ、今は綺麗に着こなしていらっしゃるかな?)
日帰り出張のついでのお客様もいらっしゃいました。お時間と体力に相談して頂いて、気軽に遊びにいかれては?
T2さん
お久し振りですね。体調を崩されていたのでしょうか?
>お座敷は日を変え刻を変え茶屋を変え姫を変え、二度訪れるのが
>面白いんです。最初見逃したものが、だんだんと見えてきますからね。
それはそうなんですが、私としては「姫を変え」は、変えずに更に見えないものを見て頂きたい気もします。
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